「 頑張ろう東北! in 福島 会津地区 」
なにか出来ないか考えた末・・・!? の巻
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日程 : 11年 4月 29日 〜 30日 場所 : 福島県 喜多方、会津若松 去る3月11日に発生した東日本大震災。 沢山の被害と、そして現在まで続く原発事故をもたらしました。 テレビで報道される内容、ネット上に流れる沢山の情報に愕然とし、怒り、そして涙しました。
計画停電に振り回されたり、少ないながらも仕事に支障が出て対応に追われたりして、3月は「あっ!」という間に過ぎました。 4月に入り、少しづつ落ち着きを取り戻し、被災地のために、自分になにが出来るのか考えるようになりました。 以前、中越地震でボランティアをした友人に、「能書きは良いから現地へ行ってみろ」と言われたことを思い出します。
今回の震災でもボランティアに求められているのは、寝る手段、食事の手段、トイレの手段などを自前で確保できること。 キャンカーは正にうってつけとも思えます。 (こんな情況に遊びグルマで現地に行くのはどうかとも考えるけど) いろんなことが頭をかすめ、結論が出ずに居ました。 今、訳あってキャンカーが手元にありません。 それも結論を出せない要因だったかもしれない。
そんなとき、ネットに流れる情報を見て愕然としました。 原発被害で非難している福島県の方々に、「福島に帰れ」、「放射能を持ってくるな」、「放射能がうつる」などと罵声を浴びせたり、 避難先で子供が苛められる など、人的な風評被害が多く発生していると報道されていました。 中には、福島ナンバーというだけでガソリンスタンドで給油を断られたとの報道も。
報道では、埼玉県内でそういった人的な風評被害が出ていると書いてあり、埼玉県に住むものとして胸が苦しく、情けなく、 本当に申し訳ない気持ちで一杯になりました。 それだけでなく、福島県というだけで敬遠され、原発から100km離れた若松も、修学旅行などがキャンセルになり苦しんでいるとも 聞きました。
ママとも互いの気持ちを正直に話し合い、GW直前の4月21日 結論は出ました。 今年の2月の益子キャラバンで決めていた、夏キャラバンで予定していた会津本郷焼き購入を前提とした東北キャラバンを前倒しして、 GW中に福島 会津地区に行こう! 個人的な理由で、今年のGWは長期に家を空けられないので1泊2日の日程。 その代わり、なるべく現地にお金を落とす(使う)ことを考え、ホテル宿泊とし、食事はすべて外食、みやげ物をどっさり買う。
ウチ1家族の、こんな頼りない行動じゃ、焼け石に水どころか、焼け石に水1滴 にもならないだろう。 自己満足と言われるかもしれない。 それでも良い、言いたいヤツには言わせておく。
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29日(金曜日) 早朝AM6:30に自宅を出発。 今日はキャンカーではなく自家用車なんで、荷物は1泊分の着替えだけ。 東北道沿いR122のGSで給油して、岩槻ICから東北道へ。 ところが流石に今日からGW。 順調に走れたのは加須までで、そこからは断続的に渋滞 (ToT)
磐越道 会津若松ICまでは、ざっと260km。 「3時間半もあればつくかな?」 なんて安易な皮算用してたんだけど、高速に入って 10分ほどで、その夢は儚く無残に散りました (^^; 逆を言えば、東北方面がこんなに混んでるってことは、風評被害ってのも、気にしすぎだったのかも・・・・
渋滞は栃木県に入っても変わらず、流れたり詰まったりの繰り返し。 どうやら福島県に入ったあたり、白河の先はもっと酷いようだ。 那須高原SAで休憩しつつ、この先のことを思案。 すでに時刻はAM10時を過ぎていて、予定では(皮算用では)、そろそろ目的地についている時間。 でもこのまま高速を使っていると、あと何時間かかることやら・・・・ (>_<)
結果、この先の須賀川ICで一般道に降りて、R118とR298を使い、猪苗代湖の左下を抜けて磐梯河東へ出て、県道で喜多方へ 抜けるルートを選択。 正解だったかどうかは判らないけど、一般道に出てからは大した混雑も無く、喜多方にはPM12:20ごろに到着。 自宅から6時間近くもかかちゃったものの、なぜかこの時点では興奮気味で疲れを感じず (^^;
連休のお昼過ぎの喜多方。 ご存知の人も多いと思うけど、当然モーレツに混んでいると思ったら・・・・・ あれ? ガラガラ・・・・・ (ToT) 駐車場もすんなり入れて、お決まりのラーメン館も混雑してない。 GW初日とはいえ、高速の混雑を考えると拍子抜けしたっていうか、やっぱりっていうか。 東北道のあの渋滞。 あのクルマはどこに行ったんだろう?? (^^;
ラーメン館でお決まりの試食ラーメンで胃袋にエンジンをかけ、いざ出発! もちろん行き先は 上海。 2007年の夏キャラバン以来なんで4年ぶり!? 町の中をノンビリと歩いて見たものの、いやはや人が居ない。 あの まこと食堂ですら、ほとんど並んでない。 いままさに桜が満開の町をあるき、5分ほどで到着。
3人ほど並んでいるものの、やっぱり人出が無いことに驚く。 待つこと5分ほどで入店。 いつもは、中華そばを注文するんだけど、今日は奮発して、チャーシューメンと、チャーシューメンの大盛り!! もちろんスープまでガッツリと完食です (>_<) ウチの後に、2家族ほど並んだけど、食べ終わって外に出たときには、すでに入店待ちは解消してました・・・・ (^^;
食後はこれまたノンビリと散策しながら、お饅頭の田原屋さんへ。 なんと、ここもガラガラで、先客は1組だけ。 いつもは結構な人出で買うのも大変なのに・・・・ ここでも、饅頭1箱(24個)とドラヤキを購入。 餡子の苦手なσ(◎◎)、でもここの饅頭はOKなんだよね (^^;
一回りして駐車場に戻ってきたものの、それでもまだ半分ほどが空いている状態。 こんな喜多方、見たこと無い。 観光する側としては嬉しいけど、これじゃ町としてはやっていけないんじゃないかな・・・・ 駐車場に止まっているクルマのナンバーをよくよく見てみると、関東地区のクルマが少なく、茨城や新潟ナンバー、県内ナンバーが 多いことに気がつく。 東北道のあのクルマは、福島を通り越して、その先に向かうクルマだったのかも知れないなぁ・・・・ (^^;
予想以上の渋滞で時間が押してるんで、喜多方散策はここで切り上げ、次はお目当ての 会津本郷へ。 ここは近年、町村合併で会津本郷町が、会津美里町に変わってて、総合販売所(直売所)も移転しているらしい。 ナビに目的地を設定して喜多方をPM13:20に出発。
自家用車のナビは、やっすいSDカードナビ。 ちょこっと使うだけだと思って、適当に選んじゃったモノ。 したがってルート選択が結構怪しい (^^; そんなナビなのに、「最短ルート」を選択してたのが間違いだったようで、誘導されるルートは田んぼの中の「あぜ道」。 しかも、ところどころが未舗装・・・・・ (>_<) キャンカーだったら間違いなく立ち往生しちゃうって感じのルートを走らせやんの。
やっと大きめの道路に出たと思ったら、若松市内、特に駅周辺の中心地は結構激しい混雑。 おぉ! 混んでるってことは人出も多いってことだっ!って思っていたら、殆どのクルマが地元ナンバーか、比較的近い地域のナンバー。 喜多方は空いているとはいえ、他県ナンバーもそこそこ見かけたから、対照的だね。 しかも混雑の原因は、鶴ヶ城の桜が満開だったから + 周辺の信号の多さ で、鶴ヶ城をすぎたら道路はガラガラ・・・・・ (>_<)
PM15時、目的地の会津本郷焼の直売所を併設する 「窯の美里いわたて」に到着。 さっそく直売所を覗いたんだけど、昔の直売所より綺麗だけど規模が小さくなっていて、希望の焼き物が無い。 そんじゃ!ってことで、観光駐車場へクルマを移動し、窯元に直接訪問することに。
ウチが、会津本郷焼に出会ったのは、かれこれ15年以上前。 まだキャンカーに乗る前、1BOXでテントキャンプしていたころで、夏休みに毎年利用していた あだたらキャンプ場 に向かう途中で立寄り、 毎年なにか、1つか2つ、買い足してきた。 中でも、力窯、流紋窯 の焼き物がお気に入り。
今回は駐車場からも近く、ママの大のお気に入りってことで、流紋窯さんを訪問。 遅い午後ってこともあり路地には人影も無く静か。 歩くこと数分で窯元に到着、さっそく直売所へ。 目を皿のようにして探すことしばし・・・・ あった! めっけた!! ヽ(^o^)/ 色、ディテール、大きさ。 探してたやつにピッタシ!! お気に入りだったコーヒーカップが割れてから探すこと数ヶ月、「これだ!」ってのに出会わず、モンモンとしていたのが嘘のように、 「おーぃ! オレはここにいるぜ! 探してたのはオレのことだろ!?」って感じで、そのカップが呼んでました (^^;
よーし! 気分も良くなったし、ここでも奮発しちゃうぞ〜 (^^; コーヒーカップ2個、湯のみ2個、急須、焼酎をロックで呑む用にカップ2個、ご飯のシャモジを入れておくヤツ 計8点を購入。 ママが聞いたところによると、震災当日、大きく揺れたものの背の高い焼き物が倒れて壊れた程度の被害だったとのこと。 2月に行った益子は、今回の震災で焼き物も登り窯も壊れて大被害だと聞いていたけど、流紋窯さんは来てみて納得。 焼き物はマットや絨毯などの上に並べられていて、揺れによる横滑り、落下が起きないようにしてあった。
でも、お客さんも少なくて店内は閑散としてる。 窯元としては大きなほうらしく駐車場も完備、いつもなら観光バスも来るらしい。 それが今年はキャンセル続出とのことで、売店のおばちゃんも寂しそうでした。
ウチでは、流紋窯の焼き物の中でも、独特の藍色、黒色を出したモノが好きで、使い込んでコーヒーやお茶のシブが入って、 なんとも言えない色に変わってくるのが楽しみなんだ。 よーし! 今回のも頑張って長〜く使うぞ!
希望の焼き物を手に入れて、ママの顔はいつになくニコニコ。 駐車場に戻る道も、なんだかスキップしているように足取りも軽やか (^^; 今日の予定はコレで終わり、後は宿泊する若松市内の ワシントンホテルに向かうだけ。
21日に予約すべくネットを見たとき、若松市内のビジネスホテル、観光ホテル、市街地の温泉ホテルは、のきなみ空室が多くあって まったく困ることなく予約できた。 今回は夕食も外食してお金を使うことにしたので、温泉ホテルのように2食付ではなく、仕事で使うようなホテルで良しとした。 普通なら、安いほうが良いって選択するところ、今回は奮発してワシントンホテルに。 (安いホテルの倍だった!)
チェックインを済ませ、部屋で持参したDVDを見ながら、夕食まで一休み。 いやはや、それにしても今日は良く走った。 距離もさることながら時間が掛かった。 久し振りのお出掛けのせいもあって、かなりのお疲れモードだけど、ここで寝ちゃうと夕食に出るのが億劫になるから、ひたすら睡魔と 戦いつつDVD鑑賞。 苦しい戦いを制し1本見終わり、PM18時を過ぎたところで夕食に出発。
駅が近いので、夕食(呑むことが前提)するには事欠かない。 (そういう場所のホテルを選んだ) 何件か見て周り、最終的には普通の居酒屋に腰を落ち着け、まずはお疲れの一杯! くわ〜! うめぃ! 思いのほかツマミも美味しくて、あれよあれよと2時間ほど。
ノンビリ歩いてホテルに帰還。 いま思い返すと、駅前だというのに、明日もお休みだと言うのに、人影もまばらだったような気がする。 もちろん、ホテル内も閑散としてた。 (ホテルの駐車場も空いてた)
良い塩梅に酔っ払い、お腹も膨れた。 暑がりのσ(◎◎)には嬉しい、ちょっと涼しすぎるくらいの気温。 シャワーを浴びて、ベッドにダイブしたら記憶が・・・・・ (^^; ありえないほどの早い時間なのに、就寝です。
窓の外は、いままさに日の出の時間!って感じの風景。
いつもは寝ぼすけのママも、昨夜の早寝が聞いたのか今朝はつられて起床。 しばらくテレビを見つつぼんやりして時間をつぶし、朝食へ。 この手のホテル、食堂っていうかレストランっていうか、そういう場所に集まっての、バイキング形式の朝食が多いよね。 ワシントンホテルも御多分にもれず、そのスタイル。
これでもかっ!ってほど、朝からガッツリ食べて超満腹。 この手のスタイルって、正直なとこ「うまいっ!」って思わないけど、なぜかついつい食べ過ぎちゃうんだよねぇ・・・・・ まったくわが身の貧乏性が情けない (>_<)
身支度を整え、チェックアウトしたのはAM9時。 今日の予定はまったく無し、ノンビリと帰るだけ。 夜までに自宅に着けば良いから、あちこち寄り道するつもり。 昨日、混雑していた鶴ヶ城周辺も時間が早いせいかクルマも少なく、すんなりと通過。 快適なドライブでR118を南下、寄り道は 湯野上温泉の駅舎、下郷の郷土物産館、道の駅しもごう。
R118沿いは、芦の牧温泉、湯野上温泉、塔のへつり、大内宿 と観光名所が点在してるけど、いやいやクルマ、人が少ない。 たしかに午前中ってこともあるんだろうけど、それを差し引いても本当にガラガラ。 ニュースになっている通り、宿泊施設、観光施設はこれじゃやっていけないんじゃない?
本当にノンビリ走ってるんだけど、クルマが少ないからスイスイと走れて、あっ!と言う間に 会津田島を通過。 仕事で年に数回訪れる会津田島。 東京に比べれば、普段から交通量は格段に少ないけど、今は異常なほど少なく感じる。
そのまま快適なドライブで道の駅たじま へ。 ここでは地元産の野菜を購入。 ママはここで売っているトマトの大ファンで、以前から立寄ると必ずと行って良いほど買い込んでた。 もちろん今日も大量にお買い上げ。
その後は、上三依でR400に入って 塩原温泉方面へ。 途中、地震による影響か路肩の崩落があったようで通行止め、迂回措置があったものの、今回のキャラバン最終イベントの 日帰り温泉 「みかえり温泉 彩花の湯」にはPM12:30に到着。 塩原温泉も、災害影響なのかとにかくガラガラ。 クルマも人も非常に少ない。 大きな温泉宿、ホテルの駐車場も、クルマは1〜2台しか停まってないし、温泉街も観光施設にも人が居なかった。
彩花の湯も同じで、駐車場もガラガラだし、中に入って一番驚いたのは脱衣場にも浴室にも、だーれも居ないこと。 σ(◎◎)一人だけの入浴。 嬉しいやら、心細いやら、なんとも複雑な心境 (^^; 後でママに聞いたら、女湯もママ一人だったみたい。 しばらくして後から入ってきた 茨城から来たおじさん と話してみたら、鬼怒川から上がってきたものの、やっぱりガラガラで人が居なくて ビックリだったって言ってた。
この後は、塩原温泉を後にしてR400をくだり、西那須野塩原ICから東北道に入り、一気に帰宅しました。
急な思いつきで、思い入れのある会津地方へ行ってきましたが、ニュース、報道で見る以上に人出が無くビックリしました。 GWとは言え、初日、2日目ってことで人出が無かった可能性もあると思いますが、それを差し引いてもです。
今回の震災でダメージを追ったのは、もちろん会津地方だけでなく、岩手、宮城をはじめとする東北地方全般に言えることだと 思っています。 これで終わりではなく、今後も直接的、間接的を問わず、なにか協力できないか考えて行動していきたいと強く思ったとともに これからも応援しつづけたいと思います。
応援します! 頑張ろう日本! 頑張ろう東北!
※ これを書いているGW後半、東北地方、福島会津地方も、そこそこの人出があったとの報道がありました。 ウチが言ったのはGW初っ端だったんで人出も少なかったのかもしれません。
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