「 ノンビリ歩き隊 in 奥多摩むかしみち! 」
春まだ遠く、冬枯れのむかしみち・・・!? の巻
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日程 : 11年 3月 4日 〜 5日 場所 : 東京都 奥多摩町
まいど〜 ヽ(^o^)/ 今週はソロで、東京は奥多摩町にある「むかしみち」を歩いてきました。 2月に益子を少し歩いただけで、「歩きたい病」が発症 (^^; 毎回そうなんだけど、歩きに行って楽しかったりすると、 エンジンが掛かっちゃうみたいで、すぐに「次は?」ってなっちゃう。 ← でも2回目の歩きをこなすと、すこし落ち着く
てな訳で、前から歩きたいと思っていた 奥多摩にある「むかしみち」を歩くことに。 「むかしみち」ってのは、奥多摩駅から奥多摩湖へ続く旧街道で、その昔は甲州へ抜けるために使われた街道の一部。 最近はハイキングコースとして整備され、舗装路あり、生活道路あり、未舗装の山道ありと、変化にとんだ約10kmの道。
季節がよければ(紅葉の季節とか)、きっと人出も凄いことになりそうだけど、いまはまだ早春。 立春から1ヶ月がたったものの、まだまだ寒い時期なんで、きっと今なら混んでない!との皮算用です (^^;
ノンビリと景色を楽しみながら、寄り道しながら歩くのが目的なんで、今回から 「ノンビリ歩き隊」と勝手に名前をつけてみました。 この先も続けていけるか微妙なところではありますが (^^; (だいたい、「隊」って言っても2人じゃん・・・)
久し振りのロングウォーク(ウチで10kmは、充分にロングです)、日曜日に所用があるので金曜から土曜にかけての ショートキャラバンだけどバッチリ楽しんできました〜
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04日(金曜日) 今週のお出掛けは近場の奥多摩。 まぁ近場といっても一般道が長いから2時間以上掛かるんだけど・・・ (^^; めずらしく事前にネットで色々と情報収集し、今回は駐車場も公的機関利用の移動も、歩くルートもバッチリ予習済み。 それに、前回の益子で失敗した「マグカップの忘れ物」を繰り返さないように、トレッキング専用のカップも準備済みなのだ! しかもチタンだぞ! 軽くて良いんだから! (でもアウトレットで買ったから60%オフでした)
ルートは、自宅から県道、R298(外環道下)、R16、R254(川越街道)と走り、川島ICから圏央道に乗り青梅ICまで。 青梅ICからは、都道とR411を走る。 いつになく準備万端で自宅を出発したのはPM21時。 自宅近所で所要を済ませ、川越で給油。 最近またガソリンが高くなっているので1円でも安いGSを探すのに一苦労だね (>_<) 今夜の泊地 JR青梅線 鳩ノ巣駅裏手の観光駐車場(無料)に到着したのはAM0時丁度。
奥多摩湖駅周辺の駐車場(有料)に、夜間でも入れるのか、ゲートがあるみたいなのでキャンカーで入れるのか疑問だったから、 2駅手前の鳩ノ巣駅の駐車場を利用することにした。 やや傾斜があるもののレベラーで矯正可能だし、なにより静かで、大きくて清潔なトイレがあるのが嬉しいね。
なんとなく目がさえていることもあり持参したDVDを見つつ缶ビール。 明日の朝は寝坊できるって思って、ソロでは珍しい夜更かしでAM2:00に就寝です (^^;
ヒータを入れ、なんとなく外の音を耳にしながらウトウト・・・・ すっきり目が覚めたのはAM7:30でした。
今日は鳩ノ巣駅から青梅線に乗って2駅、終点の奥多摩駅から歩き出してゴールの奥多摩湖からは、バスで奥多摩駅に戻り、 再び青梅線で鳩ノ巣駅(駐車場)へ帰ってくる計画。 ( 電車やバスの時刻まで調べてきたのに、そのメモを忘れちゃうドジさ加減は、コレを見ているキミと同じだ! )
昨夜ガラガラだった駐車場は早くも半分ほどの入りで、他県ナンバーがチラホラ。 時間に余裕があるんで慌てる必要は無いから、コーヒーを落としてノンビリと朝食、そして準備。 今朝の気温は、クルマの温度計で−1℃。 やっぱし奥多摩は寒い〜 (>_<)
整備されているとは言え、10kmの距離を歩くし、なにより寒さ対策と同時に歩いていて暑くなること、汗ばむことも考えなくちゃいけないから ウェアの選択は慎重にしなくちゃ! ママと相談しつつ決まった今日のレイヤリングは、 上半身 : 吸汗速乾のインナーに、中着にヒートファクト、フリース、アウターはウィンドブレーカ 下半身 : インナーの上に吸汗速乾のコンプレッションタイツを履いて、アウターは3シーズン用のトレッキングパンツ
これだと、ファスナーの開け閉めで体温調節も自在だし、ウィンドブレーカは小さくたたんでザックに入れることも出来る。 ノンビリ、ユッタリのウチの歩きには、このくらいが丁度良いかも。
電車の時間に合わせてAM8:10にクルマを出発、駅までは徒歩3分。 AM8:20定刻に到着した電車の中は、ほぼ全員がザックを持った人たち。 おぉ! 登山電車みたい・・・・ (^^;
車両は、見た目は中央線と同じなんだけど、4両編成で都市部の人には珍しい手動ドア(押しボタン式開閉)。 まだ学生時代に乗った川越線以来の押しボタン式ドア開閉にママが激しく反応。 「アタシが押したい!」と、終点の奥多摩駅で、ボタンをポチッ! ドアが開くと、「おぉ〜! やったっ!」だって・・・・ 子供かっ! (>_<)
奥多摩駅までは5分程度乗車で到着。 同じ電車に乗っていたザックを持った人、よくよく見ると大きなザックに万全の装備って感じ。 改札から吐き出された多くザックマンは、目の前に止まっている奥多摩湖行きのバスにドドドって乗り込んでる。 きっと雲取山とか鷹ノ巣山とか大岳山とかに登るんだろうね。 まぁ、ウチのような「ノンビリ歩き隊」とは次元が違うよね (>_<)
そんな人たちが去ったガラーンとした駅前。 ウチは観光案内所でルートマップを貰い、自販機で飲み物を購入して最終準備。 ところが事前調査で調べておいたコンビニ、「デイリーヤマザキ」が見当たらない・・・・ どこだっ! (^^; このままコンビニがないと、オヤツが買えないではないかっ!! そんな σ(◎◎)の叫びは、走り去るバスのエンジン音にむなしく掻き消されたのでありました・・・・
泣く泣くオヤツを諦め、ルートマップを片手に、「ノンビリ歩き隊」は、AM8:35に奥多摩駅を出発! 駅前通を左に進み、ビジターセンター前の交差点を右折。 しばらく進むと、なんと あれだけ探しても見つからなかった(?)、デイリーヤマザキがっ!! (ToT)
オヤツの買出しも無事に済ませて再出発。 すぐ先に「むかしみち」の入り口がありました。 案内板にある注意事項やアドバイス(道標の見方とか)、休憩ポイントやトイレの位置を頭に叩き込み、いざスタート。 っと、最初から結構激しい登り坂・・・・ (>_<)
このルートには、いくつかの神社と、あちこちに道祖神がある。 できればお参りしながらってママと話していたんだけど、 歩き始めてすぐに右手にある羽黒神社、石段を見た瞬間に「最初から無理をするのは、やめておこう」って即決 (>_<) 石段の下から一礼しただけで通過しちゃいました。 はやくも挫折したような嫌な感じを残しつつ・・・・
しばらく歩くと、小河内ダム建設当時に使用したトロッコの廃線跡。 トロッコって言っても、立派な線路が敷かれていて真っ暗なトンネルの向こうからは今にも列車が出てきそう(違うものもでてきそう・・) このアタリから未舗装路になって、山肌を縫うようなルートをかなりノンビリと散策。
最初の休憩は槐木休憩所。 「槐木」で、「さいかちぎ」と読みます。 この「槐」という字は、「えんじゅ」とも読むんで、アイヌの民芸品に使われる「えんじゅの木」となにか関係があるのかも? 話を戻して・・・ 「むかしみち」には、この槐木休憩所のような整備された公衆トイレが一定間隔で配置されているので安心。 昨年から何箇所か歩いてきたけど、こんなにトイレ事情に気を使わずに済むのは初めてなんで、もうそれだけで感動 (>_<) トイレだけでなく、ちょっとした休憩やタバコを一服なんてことも出来るんでホントに助かる。
さて、歩きを再開。 このあたりは舗装路なんだけど、クルマも人も全然居なくて、まわりの木々、景色を楽しみながら歩くにはかえって好都合。 周囲には、これでもか!って位の杉の木。 オレンジ色の、いまにも花粉を撒き散らしそうなヤツが、びっしりと生えてるから 花粉症の人には拷問かもね (^^;
この「むかしみち」って色んな顔を持っていて、歩いていてホントに飽きない。 民家を縫うように歩いてきたと思ったら、突然 山の中の未舗装路に入ったり、山間の舗装路を延々と歩いたり、かと思うと、民家の軒先を かすめるように道で、思わず「おじゃましまーす」とか、「ごめんくださーい」とか言わないといけないんじゃないの?って思うようなトコを 歩いていく。 (そんな民家近くを歩いていると、地元のじぃちゃん、ばぁちゃんが すっごくニコヤカに挨拶してくれるし)
綺麗に積まれた沢山の薪、朽ち果てそうな農機具、そよ風に揺れる洗濯物。 どこかで見たような田舎の風景。 でもココは東京都なんだよなぁ・・・・ すっげぇ不思議 (^^;
スタートから1時間半、AM10時に白髭神社に到着。 ここまでで1/3強を歩いたかな。 スタート直後の羽黒神社は急な階段にめげてしまいパスしちゃったから、せめてこっちはお参りしておかなくちゃ (>_<) とはいえ、こちらも負けず劣らずの急な階段、3km近く歩いてきた足には負担が大きいかも・・・・
なんとか階段を登ると、もの凄い1枚岩のオーバーハング! そしてその下に御社。 この巨岩が御神体で、都の天然記念物にしていされているとか。 思わず、「今地震が起きたら・・・・」なんてくだらない事を 考えちゃうようなシチュエーションです (^^;
お参りを終え散策を継続。 この先には弁慶の腕抜き岩があります。 巨岩にすっぽりとあいた貫通穴で、木の根っこが通った穴なのかな? 見事に丸く、ぽっかりと開いてました。
道端には、あちこちの道祖神や観音様が祭られてて、耳神様とか、がんどうの馬頭様、むし歯地蔵、牛頭観音様や縁結び地蔵も。 縁結び地蔵尊には、だれにも見られずにお参りして二股大根を収めると願いが叶うらしいので、気になる方は是非 (^^;
5人以上は一度に渡ってはいけない吊橋(しだくら橋、道所橋の2箇所)をすぎたところで時刻はAM11時。 全体の2/3くらい歩いたんだけど、ガッツリ休憩する場所が旨く見つからずにココまできちゃったんで、そろそろ無理にでも休憩して エネルギー補給せねば! 道所橋の少し先に、なんとか川原に降りられそうなルートを発見。
用心深く川原に下りて、お待ちかねのオヤツターイム! 今日は、いつものコアラのマーチではなく、ロッテのToppoにした。 そう!あの「やっぱこれだね〜、ロッテのトッポ!」ってCMの あのToppo! (^^;
川原は川筋に沿った風が冷たくてノンビリ休憩するって感じじゃなかったけど、オヤツを食べて一服してリフレッシュ! 歩きに戻ってしばらくすると、ママが突然 「きゃ〜しか〜!」って、その声にビックリだよ! (^^; 指差す方向を見上げると、目の前3mほどのところにニホンカモシカが! 絶壁に居るんで、逃げようにも逃げられず、かといってこっちに向かうと3mは落下するところなので、ただそこでジ〜とこっちを見てるだけ (>_<)
「こら! てめぇ、なにガンくれてんだ!」 「げんきですか〜!」 「なんだ、バカヤロー!」
いくら脅かしても、作り物のようにジ〜としてる・・・・ ん? まさかホントに作り物? (^^; よーし、こうなったら・・・・ 急な動きでバッ!と身構えて見ると、ニホンカモシカはビクッ!となる。 なんだ、本物ジャン・・・って、感心してる場合か! (>_<) こっちもどうしようもないけど、向こうもどうしようもない、そんな膠着状態。 流石に飽きてきたのでニホンカモシカを無視して再スタート。 この後も舗装路、未舗装路が交互にやってきて、変化に富んだコース。 目の前に小河内ダムがドーンと見えたあたりからは、未舗装路の激しい登りだけど、枯葉の絨毯の上を歩き、落ちている胡桃や栗を 観察したりの楽しい一面も。
やっとこ登り切って、舗装路に出たところで一息。 ここは数軒の集落になっているようで、少しだけ開けてるんだけど、少し進むだけでまたも未舗装の山道に変貌。 民家の軒先をかすめ、「この先って人の家の庭にでちゃうんじゃないの?」ってところを歩くんで、変な意味じゃなく、ドキドキしちゃう (^^;
最後の一山って感じで山道を登ることしばし、このルート最後の不動尊、青目立不動尊に到着。 レイクビューの喫茶があるらしいけど、なんだか商売っ気がアリアリと見えちゃって興ざめなんでパス (>_<)
ここからはゴールまでラストスパート! と、思いきやルートを示す道標を見ずに案内板だけを見てたら、どうみてもこの先に道が ないことが判明。 戻って道標を再確認しルートに復帰したものの、なんとも悔しい。 だれだっ! 悪戯して案内板をいじったヤツ! (^^;
最後は舗装路を300mほど下って奥多摩湖側のR411に合流、ゴールの「水と緑のふれあい館」には、PM12:40に到着。 10kmを歩ききったという満足感より、正直言うと「弁当を食べられる方が嬉しい」のが本音・・・・ (>_<)
ふれあい館の向かい側、湖を一望するベンチに陣取り、何はともあれお弁当。 まっ、お弁当って言ってもコンビニのお握りなんだけど、ただのお握りと思うなかれ! 今回のお握りは一味違うのだ! 俗に言う、「プレミアムおにぎり」ってヤツで、2個入りで295円もするんだぞ! しかも小さめなんだぞ (ToT)
お握りだけじゃなく、残っているオヤツまで平らげて、なんとかお腹を満たし、コーヒー片手に一息。 奥多摩湖は冬季ってこともあってか激しく減水してて、はるか下のほうに水面がある状態。 ニュースにあるような渇水状態ではないものの、「これで梅雨時期まで持つのか?」って心配になっちゃうくらいに水が少ない。 もしそうなったら、こんな風にノンビリとお握り食べてる場合じゃないね (^^; まぁ、σ(◎◎)が慌てたところで、なんにもならんが・・・・
40分ほどのランチタイムを終え、「水と緑のふれあい館」を見学しつつ帰りのバス待ち。 ゆっくりしたいのはヤマヤマなんだけど、1本逃すと次のバスまで40分も待つから、仕方なく直近のバスに乗ることに。 ここからは奥多摩駅まで15分、340円の路線バス旅。 路線バスの旅っつうと、なんだかテレビ番組みたいだけど、実際には山を降りるだけで面白くもなんともない (^^;
奥多摩湖駅に戻ると、ホームに電車が! いかーん! これまた逃すと30分ほど待ちだっ! 慌てて切符を買い、急いで乗車。 もちろん帰りも2駅なんで乗車は5分ほど。 なんか名残を惜しむまもなく、あっと言う間にクルマに戻ってきちゃいました (^^; 行きは、クルマを出てから奥多摩湖まで4時間30分、 帰りは30分・・・・・ なんだかなぁ・・・・・
クルマに戻って一服しつつ、さて温泉をどこにするか相談。 帰り方向にめぼしい温泉は無いし・・・・ 仕方ない、奥多摩湖駅に戻る方向だけど、定番らしいから もえぎの湯 にいきますか! ネット情報では、週末は結構混むって書いてあったけど、時間も早いせいか駐車場もガラガラ。
肝心の温泉は750円/2時間、肌触りがぬるっとするアタリの柔らかいお湯で気持ちぬるめ、なかなか良いお湯でした。 久し振りのロングウォークだったから、ふくらはぎを中心に入念にマッサージして40分ほどの入浴。 日も暮れかかり気温も下がってきたはずだけど、しっかり温まったせいか、いやはや風が気持ち良いったらない。 一服しながら、しばらく風に吹かれちゃいました (^^;
温泉にも入ったので、後は夕食+買い物を済ませて帰宅するだけ。 R411と県道で青梅市に戻り、ここからなら近いってことで、ジョイホン(瑞穂)へ (^^; そういえば前回の益子キャラバンでも帰りにジョイホン(幸手)に寄ったような・・・・ どんだけジョイホンが好きなんだよ!
事前にメモしてきた買出しを終えてジョイホンを出発したのはPM18:30。 まだ関越道が混雑しているので、行きと同じく圏央道オンリーで帰宅することにして、日高狭山ICから圏央道に。 狭山PAで夕食+時間調整して、川島ICからR254、県道、R17、R298でPM21:10に帰宅しました。
久し振りのロングウォーク、今のところ筋肉痛は出てないけど、明日以降どうなるやら・・・・ (^^;
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